食費節約を二人で挑戦されているご夫婦は多いのではないでしょうか?
家計を見直したいと考えたとき、住宅関連費や保険料は見直すと額が大きく効果があります。
でも、見直しには手間も時間もかかりますよね。
その点、食費節約はすぐに効果を実感でき二人で協力してできます。
二人での節約方法にはいくつかのテクニックも必要です。
その節約テクニックを身につけて節約レシピにも挑戦してみましょう。
目次
食費節約に二人で挑戦!|献立ノートを作る
献立ノートを作成することで節約を阻む全ての無駄から解放されます。
家計簿もうまく続かないのに献立ノートなんて無理と思っている方も多いはず。
慣れるまでは正直とても手間がかかることですが、習慣化すればこのノートだけで食費を節約できるようになりますよ。
- 在庫が把握できる
- 使い切る意識が生まれる
- 現状把握による改善
- 新しいメニューが思いつく
献立ノートに書くだけで節約に必要なこれらの意識が出てきます。
在庫を調べる
まずは今、家にある全ての食材の在庫を書き出してみましょう。
食費節約とはいかに安い食材を買うかではなく、在庫管理がきっちりできているかがポイントなのです。
書き出していくことでメニューもさくさく浮かんできますよ。
特売情報をチェック
スーパーのチラシなどで特売情報をチェックしましょう。
チラシを入手できない人は、チラシアプリなどで今は簡単に手に入れることができるので是非活用してみましょう。
チラシアプリについてこちらの記事を参考にしてください↓
1週間分のメインを考える
家の食材の在庫状況と特売情報を合わせて1週間分のメインのおかずを考えましょう。
この際、なるべく家にある食材を使い切ることを優先に考えるようにしてくださいね。
在庫食材だけではどうしても足りない場合に特売情報を元に買い足す食材を吟味しましょう。
1週間分の献立に振り分ける
食材の特性を見極めて献立を振り分けていきましょう。
月曜と火曜は、
- 日持ちのしない食材を使用
- 作り置きできるメニュー
水曜と木曜は、
- ストック食材を活用
- 賞味期限が切れそうな食材
金曜と土曜、日曜は、
- 日持ちする食材を使用
- 余っているものを使い切る
このように分類していくと週の後半になって賞味期限がきてしまい慌てるということもありませんよ。
買い物リスト作成
献立が決定したら足りないものを買い物しにいきましょう。
買い物の際は必ず買い物リストを作成し、そのリスト以外のものは買わないように心がけることが重要です。
自分で決めた予算よりオーバーしてしまったときは献立の再考も必要ですよ。
食費節約に二人で挑戦!|1週間の流れ
献立ノートを作成することで、後は献立ノートに従って1週間を進めていくだけになります。
一度手間をかけて1週間分のシステムを作ることで後は楽に過ごすことができますよ。
パターン化することで迷わず、無駄も自然となくなってきます。
献立のパターン化
献立もパターン化しておくと楽ですよ。
例えば、朝食は和食なら主食と汁物のみ。
昼食は手作りお弁当、夕食は一汁二菜を基本にする。
パターン化をマンネリだととらえるのではなく、食材を使い切るリズムと考えるとうまくいきます。
食費節約に二人で挑戦!|節約テクニック1.<かさ増し>
かさ増しとは、肉や魚の量を増やすのではなく、相性のいい安価食材を組み合わせておかずのボリュームアップをすることです。
安い食材を刻んだり潰したりして肉や魚に紛れ込ませるのがかさ増しの基本。
特になじみがいいのは、
- はんぺん
- もやし
- 豆腐
などのクセのない白い食材です。
他には、
- キノコ類
- 麩
- こんにゃく
なども使用できますよ。
かさ増し食材はヘルシーなものが多いのでカロリーダウンまででき、ダイエットにも繋がりますよね。
食費節約に二人で挑戦!|<かさ増し>レシピ
実際に、
- はんぺん
- もやし
- エリンギ
を使ったかさ増しレシピをご紹介します。
はんぺんでかさ増しエビマヨ
はんぺんと片栗粉がポイントのかさ増しレシピ。
かさ増しの主役のはんぺんは思い切り握りつぶすのがポイントですよ。
主な材料は、
- エビ
- はんぺん
- タマネギ
のみです。
詳しいレシピはこちらから
もやしでかさ増し 肉なし焼きそば
もやしをたっぷり入ったボリューム満点の焼きそばレシピ。
味付けもあっさりしているのでお弁当にも活用できますよ。
材料は冷蔵庫の残りものの野菜などで大丈夫。
詳しいレシピはこちらから
エリンギでかさ増しチーズハンバーグ
肉の半量分をエリンギにすることで節約とヘルシーレシピを同時に叶えるレシピになっています。
ソースはデミグラスでも和風でも何でもアレンジ可能ですよ。
詳しいレシピはこちらから
食費節約に二人で挑戦!|節約テクニック2.<作り置き&リメイク>
- 肉じゃが
- きんぴらゴボウ
- ポテトサラダ
- 筑前煮
などの定番のおかずは多めに作って作り置きおかずとして保存しましょう。
そのまま翌日の献立に利用してもいいですが、飽きがこないようにリメイクするもの手ですよ。
リメイクとは、よく作るおかずに一工夫することで別の料理に変身させることです。
その一工夫とは、
- つぶす
- 包む
- 詰める
- のせる
- 混ぜる
のこと。
これだけの行程で味も形も変化がつき、最後まで食べ飽きないですよ。
食べ残しもなくなり、料理のレパートリーもひろがります。
食費節約に二人で挑戦!|<作り置き&リメイク>レシピ
実際にリメイクの定番の
- カレー
- 肉じゃが
- ひじき煮
のリメイクレシピをご紹介します。
アボガドと卵のカレードリア
アボガド独特のまったりまろやかな味わいと卵によってスパイシーなカレーが食べやすく生まれ変わります。
ご飯も余っている冷凍ご飯を利用すれば、時短メニューにもなりますよね。
詳しいレシピはこちらから
残った肉じゃがで和風ふわふわオムレツ
肉じゃがって微妙な量が残ってしまうときが多くありませんか?
翌日の夕食二人分はないけど、それ以上作るにもいかない。
そんなときはオムレツの具にしてみるのがいいですよね。
新たな味付けもなしで簡単にできてしまいますよ。
詳しいレシピはこちらから
ひじき煮&豆腐の照り焼き
ひじき煮は常備菜の定番。
どちらかといえば副菜ですよね。
豆腐と一緒にリメイクすることで主菜になりますよ。
さらに、お弁当にも最適です。
詳しいレシピはこちらから
食費節約に二人で挑戦!|節約テクニック3.<捨てるところを活用>
普通は捨ててしまう
- 野菜の芯
- 野菜の皮
- 魚の骨
などを一つの食材として調理することができます。
ゴミが少なくなりますし、一番栄養があるといわれている皮のまわりの栄養も摂ることができますよ。
捨てる部分と思わせないようにするのがコツです。
食べられる部分と食べられない部分を知って、おいしく賢く野菜を活用していきましょう。
食費節約に二人で挑戦!|<捨てるところを活用>レシピ
実際に普段は捨ててしまっている
- キャベツの芯
- ブロッコリーの茎
- しいたけの軸
- 大根の葉
- 長ネギの青い部分
のレシピをご紹介します。
キャベツの芯
キャベツの芯は葉のように柔らかくないので捨ててしまいがちですよね。
でも、甘みがあって芯の周りにはビタミンCもたっぷりなんですよ。
漬け物にしたり、煮こんでホクホクとした食感を楽しんだり、刻んで餃子などに入れるのもおすすめです。
詳しいレシピはこちらから
ブロッコリーの茎
ブロッコリーは廃棄率50%と言われるほど、捨てる部分が圧倒的に多い野菜とされています。
しかし、捨てる部分に含まれている茎は、実際は捨てるにはもったいない部分です。
メインで食べるふさふさした花やつぼみの部分を切り落としたら、残った茎は硬い外側をピーラーで切り落として炒め物などに活用しましょう。
詳しいレシピはこちらから
しいたけの軸
しいたけ料理は軸を切り落とすことが多いので、ついついそのまま捨ててしまっていますよね。
でも実は、軸の部分も歯ごたえがあって旨味も多く、とってもおいしいんですよ。
ただし、“石突き”と呼ばれる軸の一番下の黒い部分は硬くて食べられないので、切り落としてください。
詳しいレシピはこちらから
大根の葉
丸ごと大根を買うと付いてくることの多い葉と茎の部分。
実は、この部分は新鮮な大根にしか付いてこないので貴重なんですよ。
同じ値段ならば大根のみよりも大根の葉付きを選んだ方が断然お得です。
細かく刻んで、ちりめんじゃこやかつお節と炒めれば、ご飯にぴったりのふりかけになりますよ。
詳しいレシピはこちらから
長ネギの青い部分
長ねぎの3分の1ほどを占める青い部分。
青臭くてそのままでは食べにくいですが、肉料理などの臭み消しに利用できるんですよ。
例えば、鶏肉を茹でる時に一緒に鍋に入れると臭みがとれ、おいしく茹で上げることができます。
また、小口切りにして炒めて味付けをすれば、調味料風に使うこともできますよ。
詳しいレシピはこちらから
食費節約に二人で挑戦!|見やすい使いやすい冷蔵庫
見やすい使いやすい冷蔵庫は節約上手の早道です。
冷蔵庫は在庫管理に非常に重要。
中にあるものを把握するために配置を決めたり、ラベルを貼ったりなど見やすい工夫が必要です。
無駄ゼロを目指すためにもこの手間は惜しまず努力しましょう。
冷蔵庫
目的別に段を使い分けます。
棚ごとに置くもの決めておくと残っている食材や足りないものが一目でわかりますよね。
例えば、上段は
- 飲み物
- 日持ちする食材
中段は
- 残りもの
- 作り置きおかず
下段は
- すぐ使う食材
- 朝食セット
などを配置すると使いやすいです。
状況によって棚の位置が変わることもあると思いますが、スペースをなるべく守ることで買いすぎや使い残しを防止しますよ。
冷凍室
ラベルを貼ることで在庫がすぐ分かるようになります。
冷凍庫では白くなってしまい中身が見えにくくなりますよね。
使い忘れないためにも小分け保存作業の際にラベルを貼ることが必須です。
例えば、上段には生のままの冷凍野菜などを入れましょう。
まとめ買いした野菜は鮮度を保つことができるので生のままで冷凍保存がおすすめです。
よく使う野菜はミックスして冷凍すると使うときにも便利ですよ。
下段には、肉や半調理食材、作り置きおかずなどを保存しましょう。
- 下味をつけた肉や魚
- 小分けにした肉
- 刻んだ油揚げ
- ちくわなどの練りものの残り
などをそれぞれ保存容器に入れてラベルを貼るとわかりやすくなりますよ。
野菜室
上から見てすぐに分かるように見やすく配置しましょう。
小さいもの、半端ものは上段のトレイに置きます。
葉物野菜などを野菜室に入れておく際は、根に濡れたペーパータオルを巻いてから新聞紙で包みポリ袋に入れて保存しましょう。
ひと手間かけることで長持ちしますよ。
食費節約に二人で挑戦!|無駄をカットして惜しまずひと手間
食費節約を二人で協力してやることで節約できることが一人でするよりも多くなります。
節約は長続きしなくては意味がありません。
一時的なブームのように終わってしまっては将来に備えることができなくなってしまいます。
ただ、一人で黙々と節約するのも苦しいですよね。
無駄を徹底的にカットし、節約のためには手間を惜しまない姿勢は必要です。
一人では挫折しがちなことも、二人だから乗り越えられることがたくさんあります。
お互いに協力しながら、二人の理想の未来のために日々の節約を頑張ってみてみませんか?