家族4人で食費節約を実践されているご家庭は多いと思います。
食費は家計の中で最も削減できる項目ですよね。
節約しようと思ったその時から実行できる手軽さと、目に見えて節約を実感できるところが始めやすいポイントでもあります。
総務省統計局が平成29年10月に発表した「家計調査報告(二人以上世帯)」によると、平均食費は月70,735円でした。
家族4人で食費は月10万円なんて家庭も珍しくない世の中ですが、この平均をみると改善の余地が大いにありそうですよね。
改めて家族4人の食費節約方法を見直していきましょう。
目次
家族4人食費節約に必要なこと1.月予算は5週分け
食費節約にはまずは予算立てが大切です。
その中でも予算は週ごとに分ける方がムラなく節約ができるのでおすすめです。
さらに、1ヶ月の予算をきっちり4週間ではなく、5週間で分けておくことが重要ですよ。
多くの場合、5週目は1、2日間ぐらいしかありません。
残った予算を週の途中でなくなってしまう牛乳やヨーグルトなどを買ったり、子どものお菓子などに当てることができます。
予算内に余裕を作っておくと節約疲れを防止することができますよ。
食費の中に固定費を作る
固定費と言えば家賃や光熱費を思い浮かべますが、それらはお給料の中から先に予算立てされていますよね。
- 調味料
- 長期保存可能な乾物
- お米
などは食費の中で必ず出ていくものです。
これらの食材にかかる費用を固定費として考えて給料日にまとめ買いをすることをおすすめします。
毎月同じものを買い足していくのではなく、買い物前に在庫をチェックしてメモして行くことを忘れないようにしてくださいね。
調味料の数は限定
常に使う調味料の数や種類を限定して、それ以上増やさないようにしましょう。
調味料はとても便利ですが、案外高価なものです。
普段あまり使わない調味料だと賞味期限内に使い切れないこともありますよね。
和食中心の家庭なら、
- 醤油
- 砂糖
- みりん
- 酢
- 味噌
があればほとんどのメニューを作ることができます。
あると便利なめんつゆですが、夏の以外は使わない家庭も多いですよね。
めんつゆは、醤油とみりんで作ることもできます。
ドレッシングも醤油と酢で作ることができますよ。
- 調味料
- スパイス
- たれ
- ドレッシング
などは必ず使い切れるのもだけを買うようにしましょう。
家族4人食費節約に必要なこと2.外食は控える
家族4人で外食に行くと1回につき5,000円はくだらないですよね。
5,000円はもしかしたら1週間分の食費に相当するかもしれません。
1回外食するということはそれぐらいの食費負担があることを覚えておきましょう。
外出ついでにファミレスなどに立ち寄る”ついで外食”は、外食をしたという意識がないままで食費を高くしていく原因です。
1ヶ月の外食回数や予算を決めておき、外食は特別なイベントとして意識することが大切ですよ。
外食代はレジャー費または小遣いから
休日に家族で出かけた時の外食はレジャー費に含めましょう。
レジャー費を節約するなら、食費から買った食材でお弁当を作っていく。
外食を楽しみたいなら、その分を見越してお金のかからないレジャーを選びましょう。
また、仕事上のお付き合いの飲み会やママ友ランチなどはそれぞれのお小遣いから出すようにします。
こうすることで食費の計算が狂ってしまうことを防止するのです。
外食は1回あたりの金額が高いので食費にいれないようにすることが節約に繋がりますよ。
家族4人食費節約に必要なこと3.1週間の献立を立てる
1週間の献立を立ててから買い物に行くことにより無駄な買い物を減らすことができます。
献立を決めないまま特売品をむやみに買い込むのは、結果的に節約には繋がりません。
せっかく特売で買った食材も使い切らず腐ってしまったら意味がありませんよね。
事前に献立を決め、必要なものだけをメモして買いに行くようにしましょう。
毎日スーパーに行く人でも、1週間分の献立を事前に決めておくことで無駄な買い物をしないですみます。
特売日などに合わせた献立作りもできるので、活用していきましょう。
家族4人食費節約に必要なこと4.買い物の回数を減らす
節約に一番効果があるのはスーパーに行かないことです。
現実、そんなわけにはいきませんが買い物の回数を減らすことで節約に繋げることはできます。
1週間に一度のまとめ買いが理想ではありますが、できなければ2、3日に1回の買い物にすると効果が出てきますよ。
買い物メモの活用
買い物をする際は、無駄な買い物をしないためにも事前に買い物メモを用意していきましょう。
献立や買うものを決めずに買い物に行くと買い忘れや無駄買いが多くなってしまいます。
冷蔵庫の中を確認しながら献立を立て、足りないものをメモし買い物するように心がけましょう。
特売日やポイントの活用
スーパーには特売日を決めているところやポイント倍増デーなどを設定しているところが多いですよね。
まとめ買いの日をその日に決めたりして大いに活用しお得な買い物をしましょう。
節約のためにスーパーをハシゴする人もいると思いますが、普段使うスーパーを一つに決めておいた方がポイントを貯めやすくなるのでいいですよ。
節約のための買い物術についてこちらの記事も参考にしてください↓
家族4人食費節約に必要なこと5.冷凍保存
まとめ買いした食材は、買ったその日に冷凍保存しておきましょう。
特売日を利用して魚や肉は大容量のものを買ってきて一気に冷凍するのが賢い節約の方法です。
野菜なども冷凍することも可能ですが、買ってきたもの全てを冷凍保存する作業もまた大変ですよね。
野菜などは買いすぎないように意識しながら、買ってきたら新聞紙でくるむなどして保存しておくと長持ちしますよ。
傷みやすい野菜は保存に一工夫
まとめ買いをして一番困るのは傷みやすい野菜。
そのような野菜は、調理してから保存するのがおすすめですよ。
例えば、節約の大きな味方のもやしはとても安い食材ですが、非常に傷みやすいですよね。
袋のままそのままゴミ箱へいってしまっている家庭も多いかもしれませんね。
安い分、痛い出費になっていないように見えますが、節約のために買った食材は使わなければ無駄ですよね。
もやしはナムルなどにして保存することで2日間ほど日持ちし、料理にも活用することができますよ。
家族4人食費節約に必要なこと6.定番食材を使う
保存がきいて多くのメニューに利用できる万能な定番食材を使うようにしましょう。
ボリュームの出る煮込み料理に最適な
- ニンジン
- タマネギ
- ジャガイモ
は料理の基本中の基本とも言うべき食材です。
比較的日持ちもするので、安いときにまとめ買いして常備することをおすすめしますよ。
また、どんな料理にも使いやすい豚小間肉は安売りになりやすい食材です。
節約していてもお肉は食べたいですよね。
そんな望みを叶えてくれる食材です。
さらに、使い切るのが難しいと思われがちな
- キャベツ
- 大根
- 白菜
なども特売の目玉商品になりやすい食材ですよね。
最初の内は難しいと感じてしまうかもしれませんが、ぜひ1玉、1本丸ごと購入して使い切りを目指してください。
キャベツの使い切りレシピはこちらの記事も参考にしてくださいね↓
リボベジや家庭菜園の活用
手軽な節約やストレス解消にもなると家庭菜園が近年注目されています。
家庭菜園初心者には、誰にでも簡単にできる豆苗などのリボベジがおすすめですよ。
リボベジとは、リボーン・ベジタブルの略称です。
調理に使用した後に根の部分を水に浸して毎日水替えをするだけで、勝手に伸びてくる野菜のことを言います。
一度購入すると、2、3度ほど美味しく食べることができますよ。
- 豆苗
- 大根の葉
- 小松菜
- 水菜
- ハーブ類(クレソン、コリアンダー、バジル、オレガノ)
- 青梗菜
- 三つ葉
などが手軽に始めることができるのでおすすめです。
お助け食材の利用
色々融通の利く、万能で安い食材を利用していくことで節約の大きな助けになりますよ。
- ちくわ:肉類の少ないときやボリュームを出したいときに
- かにかま:ハムの代わりの彩りに
- 冷凍ポテト:メニューにボリュームが欲しいときに
- 冷凍ミックスベジタブル:野菜が足りないときや彩りに
- チーズ:ボリューム感を出したいときに
- ツナ缶:サラダやメインが少し足りないときに
それぞれ家庭のお助け食材は違うかもしれませんが、このような食材が冷蔵庫にあるととても便利です。
家族4人食費節約に必要なこと7.大人と子どもで献立を分けない
家族4人で皆同じ食事をとることが節約に繋がりますよ。
家族が4人になると献立を大人用と子供用とで分ける家庭も多いかもしれませんね。
ただ、2種類の献立を用意すればその分の食材の種類が多くなるので食費がかさみます。
さらに、作るのも大変ですよね。
毎日の食事作りに疲れてしまうと外食したいという気持ちになってしまいます。
そのためにも家族全員同じ献立ものを用意しましょう。
味付けに一工夫
大人用の食事は、子どもには味付けが濃すぎたり食べにくい時もあります。
カレーを作るときも子どもは甘口で大人は辛口でというように分けたいですよね。
そういうときは料理をしている途中で鍋を分けて味付けするなどしてみてください。
- 野菜の切り方を大人用と子ども用で変えてみる
- 主菜は子どもと同じで大人には副菜を一品加える
などの工夫をするといいですよ。
家族4人食費節約に必要なこと8.嗜好品はストックしない
お菓子やジュースなどの嗜好品のストックはやめましょう。
食費がかさみ、おやつの食べ過ぎの原因にもなります。
嗜好品を食費と別に予算立てしている家庭も多いかもしれませんが、嗜好品は食費に予算組みしておいた方がいいです。
無駄なものを買わなくなりますし、お菓子を買う分でお肉の量を増やそうというように考えることができるようになります。
家族4人食費節約に必要なこと9.ふるさと納税の利用
好きな自治体に寄付をして、確定申告などの所定の手続きをすることで税金の一部が戻ってくる制度がふるさと納税です。
最近、雑誌やテレビなどでよく取り上げられるようになり、節約している家庭の定番にもなりつつあります。
自治体によってはその土地の新鮮な特産品を返礼品として送ってくれます。
戻ってくる税金を考慮すると、実質2,000円の自己負担でお礼の品がもらえるとあって人気を集めていますよね。
家族が多い分、このふるさと納税の制度をフル活用し、食費節約のための食材を手に入れましょう。
普段は食べることができないその土地土地の
- 新鮮な野菜
- お肉
- 魚介類
- お米
などもあり、多くの自治体の中から自分に合ったものを選んでみるのも楽しいですよね。
家族4人食費節約に必要なこと10.切り詰めすぎずにたまにはご褒美
日々の節約は頑張り続けるけど、たまには予算を気にせずお菓子や美味しいお肉を買ったりすることはおすすめです。
節約には終わりはなく、節約に追われるばかりの毎日では買い物も料理も食事も楽しくありませんよね。
たまには家族で外食し、またみんなで外食したいから節約を頑張るというようにモチベーションをあげていきましょう。
家族4人の食費節約に夢中になりすぎて生活から潤いや気持ちの余裕がなくなっては節約の意味はありません。
それがかえって無駄な買い物や衝動買いに繋がりかねません。
節約の大敵であるストレスを溜めないよう気をつけましょうね。