食費節約献立は二人でどこまでが可能なのでしょうか。
節約のために皆さんも様々な努力をされていますよね。
家計の大きな節約方法は毎月支出される家賃や住宅ローン、保険など固定費を削減することが一番です。
でも、大幅の削減には見直しのための時間が必要で忙しい毎日の中で考えることもなかなか難しいですよね。
それならば、毎日献立を考えている食費から少しずつ節約していく方が今すぐにできる節約方法で手軽にできると思いませんか。
塵も積もれば山となると言いますが、ほんの少しの心がけから大きな節約に繋がってきます。
わざわざ時間を取る手間もなく、いつも考えていることに少し知識をプラスする習慣をつけるだけで節約になるポイントをご紹介していきます。
目次
食費節約献立|1.二人で自炊する
食費節約の最大のポイントは自炊することです。
ファーストフードや市販のお弁当なども500円以下で美味しく食べられるようになりました。
しかし、とても安くなっているとはいえ、一食分で自炊と外食は3~5倍くらい出費額に差があります。
さらに、飲み会などは一回につき3000円ほどかかりますよね。
月に何回外食するか、何回飲み会に参加するかで食費は大きく左右されてきます。
仕事上のお付き合いや一緒に食事をすることで得られる大切な事もありますが、そこは自分で厳選して参加するように心がけましょう。
目先の楽より将来の楽しみを増やそう
外食の回数を減らすとその分食費が節約できます。
普段、共働きの夫婦なら平日帰宅が遅くなったときや休日ぐらいは楽をしたいと考えてしまいがちですよね。
でもそこは将来的な二人の生活を含めて、今だけ楽できればいいという考え方を少しずつ変えていきましょう。
外食を全くしないということではありません。
月一回だけ外食するなどのルールを持つことが効果的です。
その方が外食自体が生活のイベントの一つとなって楽しみが増えますよね。
外食は減らせば減らすほど節約ができる、貯金ができると考えて、なるべく自炊するようにしていきましょう。
食費節約献立|2.二人のこだわりを整理する
食材に対するこだわりが多すぎると節約できません。
人にはそれぞれ、
- 国産の食材しか使わない
- 無農薬野菜がいい
- 冷凍食品は使わない
- お米は特定のブランド
などのこだわりが少なからずあります。
ただ、このこだわりに比例して食費はどんどん高くなってしまうことはみなさんお気づきですか。
食材へのこだわりは食費を圧迫する
二人で生活するに当たり、お互いの食材へのこだわりをまず整理してみましょう。
一人だけで生活しているのなら何も気にせず買い物ができます。
しかし、二人分の献立を考えながらの買い物しなくてはなりません。
一人はとにかく安いものを、一人はこだわり食材をというようにこだわりがずれていると節約どころの話ではなくなってしまいますよね。
こだわりを持つということは悪いことではありません。
ただ、節約を心がける生活を始めるならば自分のこだわり自体を考え直す必要はあります。
でも、節約のために自分を押し殺す事ばかりしているとストレスが溜まってしまいます。
お互いに一つずつだけこだわりを残していくことも大事ですよ。
食費節約献立|3.二人の平日5日分の献立を考える
買い物は週に一回。
平日5日分の献立の食材を調達するようにしましょう。
毎日食事の献立を考えるのはとても大変な事です。
献立を考えていて何も思い浮かばず、さらに時間がないときにふっと外食に行ってしまったり、お総菜に手を出してしまったりします。
お総菜などは必ずしも悪いと言うことではありません。
うまく使えば手間も省けて節約になるときもなります。
ただ、そればかりに頼ってしまうとつい買いすぎてしまって余らせてしまったりしますよね。
すべてお総菜という食卓はコストが高くなってしまいます。
考えるのはざっくり献立
無駄のない食費節約のためには、平日5日間の献立を大体でいいので決めておくことをおすすめします。
細かく決める必要はなく、本当にざっくりで構いません。
このざっくりというのもポイントです。
スーパーに行った際、事前に決めていた献立の食材よりもお買い得な食材があればその食材の献立に変更できるようにしておきましょう。
決めた献立の食材にこだわりすぎるとかえってコストがかかってしまう時がありますよ。
基本的には献立を事前に決めておき、買い物もその献立に必要な食材しか買わないように心がけます。
野菜などの食材は余ってきてしまうので、その余ったものを利用して土日の2日間の献立を考えるようにするのです。
食材を最低限しか買わないようにすることが、食費を節約するポイントになってきます。
ただただ自炊するだけで食材を余らせてしまっては何の節約にもならないので注意ですよ。
食費節約献立|4.二人で麺類生活
食費を節約するためには食材選びも重要です。
なるべくこだわりがない方が節約できると先述しましたが、献立のメインになるお肉やお魚はどれだけ安く買おうと思っても限界があります。
お肉やお魚はタンパク質で食材の中で高価なものに分類されるからですね。
それに比べて麺類などの炭水化物は比較的安価です。
麺類をメインに献立を立てていくと全体的なコストダウンに繋がります。
コスパのいい麺類
美味しくてボリュームもあるのにコストパフォーマンスがいいのが麺類の特徴です。
例えば、
- 98円の3玉入りのゆでうどん(一人あたり約32円)
- 98円の3食入りの焼きそば(一人あたり約32円)
- 298円の1キロパスタ(一人あたり約30円)
などがよくスーパーでは特売されています。
ここに具材やパスタソースが入ったとしても一人80円から150円以内には納めることができます。
お肉の中で一番安い鶏肉、特に胸肉でも100g80円ほどです。
さらに、100gでは二人だと足りないので200g以上は購入します。
加えて、お肉だけではメニューとして成り立たないのでそこに加える具材も必要です。
というように、メインになる食材だけの値段をみると安いように感じてしまいますが、麺類の安さにはかないませんよね。
ただ、麺類ばかり毎日献立されてしまうと飽きてきてしまいます。
そこは献立にメリハリをつけて、一週間に一度しかしないとか休日のお昼は麺類と決めると飽きがこなくて長続きできそうですよ。
食費節約献立|5.二人の食卓は卵と豆腐がメイン
いつもどこの家庭の冷蔵庫にもある卵は、とてもコストパフォーマンスがよく優秀な食材です。
お魚は安くても一切れ100円ほどしますが、卵は10個で200円ほど。
卵2個を使って卵焼きやオムレツをしても40円以下。
魚料理は卵料理に比べて1.5倍もコストが高いということになります。
特売の日は100円なんてこともありますから食費節約献立の強い味方ですよね。
一日2個ずつ使っても5日間持ちますし、栄養価も高く優秀な食材です。
安くて栄養価の高い食材を使う
安定した安い価格と高い栄養価がある食材を選んで献立していくことが節約に繋がってきます。
卵の他にも
- 豆腐
- 高野豆腐
- 納豆
- 挽肉
などの食材をメインにした献立を考えるようにすると、食事のボリューム感も出すことができます。
それが日々の食事への満足感を引き出してくれますよね。
卵料理や豆腐、納豆などを利用した献立を考え、料理のレパートリーに加えて増やしていくことで着実に食費を節約していくことができますよ。
食費節約献立|6.二人で野菜中心の揚げ物料理
高価なタンパク質に代わる調理法として揚げ物があります。
揚げ物は健康にはよくないのではと考えてしまう人も多いはず。
揚げ物の食べ過ぎはよくありませんが、その食材を野菜に変えてみるのはいかがですか。
最近は異常気象により野菜の価格の高騰が話題になっています。
野菜だけの食生活はかえって食費が高くついてしまうと考えがち。
でも、野菜の選び方や調理の方法によっては食費節約に繋がるんですよ。
野菜は選び方で節約食材に変わる
コストが高いと思い込んでいる野菜は、意外と節約食材となります。
健康のためには野菜を摂ることが一番。
でも、生野菜ばかり食べていても満足感が得られない人は多いのではないでしょうか。
よほどの野菜好きな人でなければたくさん野菜を食べることは難しいですよね。
さらに、野菜は天候などの様々な要因で値段が左右されるためコストが高いと思い込みがち。
ただ、比較的天候に左右されずらい普段使いの
- サツマイモ
- カボチャ
- ピーマン
- タマネギ
などや旬の野菜を利用して調理することでコストを抑えることができます。
調理法に一手間を
健康を心がけながら満足感と満腹感を味わうためには調理法が大きなポイントになってきます。
老若男女多くの人が好んで食べる揚げ物は、食べ過ぎには注意が必要です。
でも、食材自体がヘルシーな野菜ならば気兼ねなく食べることができますよね。
さらに、かき揚げは野菜の天ぷらよりも一手間必要ですが、少ない食材でボリューム感のあるおかずを作ることができます。
コロッケも意外と家に普段あるジャガイモ、挽肉、タマネギなどの食材だけで作ることができますよね。
食費を節約しているからといって安いものだけを食べていては健康を損ねてしまいます。
健康でなくなってしまうと医療費がかかってしまい、節約した意味がなくなってしまいますよね。
一手間かけて二人の健康を保ちながら満足した食生活を送りましょう。
食費節約献立|7.二人でできるだけ手作りする
献立の素となるものもできるなら手作りすることを心がけましょう。
麻婆豆腐の素や回鍋肉の素、エビチリの素などの中華系の調味料は、その中に食材さえ入れればすぐに調理ができるので大変便利です。
多く利用されているご家庭も多いと思います。
ただ、これらの調味料は意外と簡単に手作りすることができますよ。
- 中華系の料理は大抵、
- 豆板醤
- 鶏ガラスープの素
- オイスターソース
- ごま油
- ニンニク
- 生姜
などがあれば作ることができるんです。
麻婆豆腐の素などはその料理にしか使うことができません。
さらに、一回きりの使用で調味料だけで200円以上のコストがかかっていたことをご存じでしたか。
基本となる調味料は業務用サイズがおすすめ
基本的な調味料は使用頻度が高いものなので、こまめに買うよりも賞味期限内に使える分だけ大きいサイズのものを購入した方がお得です。
- 例えば、
- 砂糖
- 塩
- お酢
- 醤油
- 味噌
- 酒
- みりん
などに加えて、様々な料理に便利に使えるめんつゆやだしの素なども大きいサイズを用意しておくことをおすすめします。
基本となる調味料があれば、和洋中どんな料理にもいつでも使うことができ、無駄がありません。
○○の素を購入する分を幅広く使える調味料に利用した方が賢い使い方だということがわかりますよね。
食費節約献立|8.二人で乾物をうまく利用
あともう一品足りないなと思うときは乾物が便利です。
事前に献立を考えていてもあともう一品というときがありますよね。
そういうときは、
- ひじき
- 切り干し大根
- 高野豆腐
- パスタ
- 塩昆布
- 大豆
- ツナ缶
- サバ缶
などの乾物や缶詰をストックしておくといいですよ。
乾物や缶詰は賞味期限もさほど気にせずとも長く持ちますし、安いときに買い置きしておくことも可能です。
ひじきや切り干し大根などは多めに作ってお弁当用のおかずにすることもできます。
さらに、常備菜として常に冷蔵庫に保管しておくこともできますよ。
食費節約献立|二人で無理せず楽しく続ける
食費節約献立を二人で考えたときに最初はやる気があって頑張れたとしても、途中で挫折してしまっては意味がありません。
節約は短期的では意味がなくずっと続けられることが必要です。
さらに、ある程度は我慢なども必要ですが、節約することにより毎日の二人の生活が苦しいものになっては元も子もないのです。
まずは無理のない節約方法から実践してみて、自分たちなりの方法を模索してみてください。
二人で協力し楽しみながら続けてみるのが大切です。
小さな努力を続けた結果、二人の大きな目標が達成されることを願っています。